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言葉の乱れ・・・???
 近頃、『言葉の乱れ』ということをよく耳にしますよね。おそらく、主に今の若い子の言葉を指して言われているのでしょうが、何がそうさせるとみなさんは思いますか?

 私は塾講師という仕事柄、中高生と『言葉』について多くのことを話します。それが数学の授業のように語学とは直接結びつかないところからでも問い掛けたりすることがあります。
 そこで、私の思うこと・・・それは言葉の乱れは知識不足から来るものだということです。しかも、それは学習によるものではなく、好奇心の薄さと『伝達』の欠如からです。
 言葉は人にとってなくてはならないコミュニケーションの手段です。好奇心というものは本人次第で何とかなるものですが、伝達手段であるはずの言葉が伝達手段としての役割を果たしきれてないのではないのかと思うのです。・・・難しい言い方をしてもつまらないですよね^^

 では、ちょっと身近なことから考えてみましょう。

 言葉のボキャブラリーのなさはまず家族の会話からではないでしょうか?核家族化、少子化となっている今の御時勢の中、そして女性が働きに出るのが一般的になり、家族の会話の時間が減少しているという現実は、いろいろな言葉の世界を子供達に伝えていくにはあまりに深刻な問題だと思います。躾という意味も踏まえて言葉遣いも悪くなって来てるではありませんか。
 さらには、家族との会話が減少することで他人と会話することが億劫になれば、近所や学校や様々な場所で自分の言いたいことを満足にしっかり伝えることが出来なかったり、敬語が使えなくて人に不愉快な思いをさせたり・・・そんな状況が当たり前のように出来上がってしまうのです。
 だからといって、親だけが悪いわけではありません。私達の子供のころは親だけじゃなく近所の大人も親しく接してくれました。いろいろな大人と会話をすることが自然でした。
 まずは大人は親として自分の子供と、大人として自分の近くにいる子供と会話するように心掛けて欲しいです。

 さて、もしそれなりの会話が出来ているとしましょう。じゃあ、それでもう終わりなのでしょうか?もちろん違います。いろいろなことを教えてあげましょう。そして言葉のおもしろさを感じさせてあげましょう。近頃の中高生はことわざや故事成語のような古き良き言葉遊びなようなもの、そして言葉の奥深さ、何よりおもしろさを知らなさ過ぎる気がします。これはとても寂しいことだと思います。知らなくても生きて行ける・・・つまらない妥協だとは思いませんか?

 近代はパソコンだけでなく、携帯なんかでも変換というものに慣れてしまい、漢字についてもべらぼうに弱くなっています。おまけに電子辞書を持っている高校生が増えてきていて、『書く』という作業を怠る傾向にあります。漢字は記号ではないので意味を教えてあげてください。

 いずれその子供達が大人になり、親になるのです。もしこのままなら、次世代の子供達は一体・・・

 『言葉』だけの問題ではありませんが、受験勉強以外の大切なこと・・・それを教える、伝えるのは大人の役目です。どうか子供達と会話をしてください。

 支離滅裂で、硬い話になってすみません(^^ゞ
by maimuphoto | 2006-10-31 00:00 | 言葉
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